インターネット接続が普及し、各家庭にオンライン環境があることが珍しくないものとなっている現在、家庭用ゲーム機もネット接続を用いてのオンラインコンテンツやネットワーク対戦サービスを数多く行っている。
本研究ではそんなオンライン化する家庭用ゲーム機について、サービスの起こりから普及までの流れ、各メーカーの取り組みやオンラインコンテンツの現状と可能性、PCゲームとの比較などにわたって論じた。
まず、初期のオンラインサービスの取り組みと結果を当時のオンライン対応ゲーム機を例に考察した。
さらにハードウェアメーカーの主力三社である任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント、マイクロソフトのオンラインサービスへの対応を調査し、今日までの流れを探った。
また、PCゲームの側からPCゲームならではの要素やマルチプラットフォーム化、家庭用ゲーム機への移植など、両者の共存を軸に比較し、オンラインサービスのあり方を考察した。