非接触型ICカードの課題と将来の展望 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成21年度卒業研究概要集] [平成21年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小宮山 隆 ゼミ 平成21年度卒業論文
非接触型ICカードの課題と将来の展望
鈴木 喬之

近年、私たちを取り巻く社会は、デジタル技術の進歩やインターネット(パソコンや携帯電話)の普及によって、更なる高度情報通信社会へと変化しつつある。

その中で、クレジットカードなどの金融系カードや、定期券などの交通系カードの各種カードにおいて、従来の磁気カードに替わりICカードの導入が進んでいる中、非接触型ICカードと呼ばれるタイプが中心になっている。

非接触型ICカードとは、カードを読み取り装置にかざすことで、カードに内蔵されたアンテナを通じて電波でデータのやり取りを行うものだ。非接触型ICカードは、独自の利点を数多く持っており、現在、様々な分野で注目され導入が進められている。

機能性や利便性に優れ、普及が進んでいる非接触型ICカードだが、幅広い用途で使われれば使われるほど安全性に対する要求は高まり、セキュリティなどに関する課題がまだたくさん残されているといえる。

そこで、非接触型ICカードの形態や利用用途、種類などを通じて、今後の課題や将来の展望などについて考察した。