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石井 政弘 ゼミ 平成21年度卒業論文
バスケットボールにおけるパスフォーム分析
西尾 将吾
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バスケットボールにおけるパスフォーム分析

C06123 西尾 将吾

本研究はバスケットボールのパスにおける経験者と未経験者のフォーム、角度、に

はどのような変化が生じるか、それによってどのような違いが出るか分析した。被

験者は大学4年生でバスケットボール歴12年の経験者(被験者A)、未経験者(被験

者B)各1人の計2人である。パスには主にチェストパス。バウンドパス、ショルダー

パスがあるが、本研究では、主に試合で多く使われると考えられるチェストパスを

使用し、変化の見られると考えられる部分、左膝角度、重心変化、両手首角度の3点

を分析した。

両手首は、被験者A、Bで左右の違いはあったものの、その他の大きな違いは見ら

れなかった。

左膝角度は、リリースポイントの時、被験者Bは164度に対して、被験者Aは123度と

なった。また、リリースポイント前後も被験者Bはほとんど角度が変わらないのに対

し、被験者Aはリリースポイントまでの間に約40度の角度の差があり、重心変化はリ

リースポイントにおける重心の高さは、被験者Aは80cm、被験者Bは86cmだった。

これにより経験者である被験者Aの方が未経験者である被験者Bより低い位置にあ

る。

予想では、経験者と未経験者で両手首に大きな差があらわれると考えていた。

手首においては、左右の違いのみで大きな差が見られないが、左膝角度と重心の変

化の差が大きくでる結果となった。