バスケットボールにおけるパスフォーム分析
C06123 西尾 将吾
本研究はバスケットボールのパスにおける経験者と未経験者のフォーム、角度、に
はどのような変化が生じるか、それによってどのような違いが出るか分析した。被
験者は大学4年生でバスケットボール歴12年の経験者(被験者A)、未経験者(被験
者B)各1人の計2人である。パスには主にチェストパス。バウンドパス、ショルダー
パスがあるが、本研究では、主に試合で多く使われると考えられるチェストパスを
使用し、変化の見られると考えられる部分、左膝角度、重心変化、両手首角度の3点
を分析した。
両手首は、被験者A、Bで左右の違いはあったものの、その他の大きな違いは見ら
れなかった。
左膝角度は、リリースポイントの時、被験者Bは164度に対して、被験者Aは123度と
なった。また、リリースポイント前後も被験者Bはほとんど角度が変わらないのに対
し、被験者Aはリリースポイントまでの間に約40度の角度の差があり、重心変化はリ
リースポイントにおける重心の高さは、被験者Aは80cm、被験者Bは86cmだった。
これにより経験者である被験者Aの方が未経験者である被験者Bより低い位置にあ
る。
予想では、経験者と未経験者で両手首に大きな差があらわれると考えていた。
手首においては、左右の違いのみで大きな差が見られないが、左膝角度と重心の変
化の差が大きくでる結果となった。