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乾 照夫 ゼミ 平成21年度卒業論文
動物実験と化粧品
鈴木 あゆ美

女性なら誰でも一度は使ったことがある化粧品。それはとても身近なものであり、人によってはなくてはならないものである。しかし、その化粧品を作るために一体どれだけの動物の命が犠牲になっているかということを、知っている人は少ない。現に私も、「動物実験」という言葉は知っていたが、内容まではあまり詳しくは知らなかった。しかし、知人の話や、ゼミの授業で動物実験の実態を知り、とても衝撃を受けた。私は、化粧品を使う消費者として、この事実についてもっと詳しく知る必要があると感じ、今回の卒業論文のテーマにすることにした。

そして、動物実験の残虐さ、不必要性、日本と海外の意識の差など詳しく知ることができた。特に、日本と海外の意識の差ではどれだけ日本が遅れているかということを痛感させられた。海外では、大手ブランドのほとんどは動物実験を行っていないが、日本では大手ブランドのほとんどが、動物実験を行っている。私たち日本人は、「動物実験=安全」という意識があるためである。しかし、実際に安全だという保障は何処にもないのである。

EUではすでに、動物実験をした商品の販売を禁止している。今回のテーマを通じて、日本がEUのように変化するためには私たちが動物実験のことを良く知り、広めていくことが大切であるということを強く感じた。