株式と格差社会 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成21年度卒業研究概要集] [平成21年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成21年度卒業論文
株式と格差社会
御園 達也

まず、現代株が注目され、株の話題を耳にすることが多くなった。私自身が社会に出るにあたって、知っておかなければならない情報なのではないのか。株というものが社会にどのような影響を及ぼすのか。また、その影響していることから何を読み取ることができるのか。そして、株が引き起こす社会問題はないか。その社会問題を株によって改善していくことはできないのか。といったような疑問を解決するためにインターネット、本、新聞を使って、株について調べたのである。

最初に、株が注目されているわけは、まずパソコンの普及により情報を手に入れやすくなった点と、それにより誰でも株式に投資をできるような環境になったためである。また不況のため投資という存在が注目されてきたことである。そして、その株からは、社会の中で好調な産業や、今後社会がどのように動いていくかも予測することが可能なのである。株は社会問題と深い関係があり、格差社会や貧困問題にも関わっている。そして、その問題は深刻な問題である。その問題を解決していくためにも社会自体や、株式会社の株主に対する対応の変化が必要とされる。また、労働者の優遇も考えなくてはならない課題である。現状では改善していくことがとても難しいが、産業の多くを支えているのは末端の労働者であることは事実である。

結果として、全体の株の流れや株がどのようなことに作用しているのかなどは、理解することができた。しかし、貧困や格差社会についての問題や解決策を細かく具体的なところまで調べることができなかった。また、日本だけで調べたため、問題を比較することができず、日本がどの程度の問題にまで発展しているかなど調べることができなかった。こういったことが課題として残ってしまった。また今後もこの問題は継続していくことなのでどのように動いていくかも調べていくことも課題である。