この論文は以下ことを明らかにしようとした。
・オタクは何故、偏見の目に会うのか? たとえば「オタク気持ち悪い」といわれることなどがある。この構造と心理はなぜ」、どのようにできるのか。
・「人は皆オタクであり、その要素があるのではないか?」(=誰にでも好きなものや事、趣味があってそれについてもっと知りたい/深めたいと思うことがオタクではないのか?という意味にて)という仮説を立てた。
上記の目的を達成するために、以下のような方法で考察を進めた
・オタクの由来と捉われ方の研究
・オタクに纏わる(オタクが〜と称されてしまった)事件の研究
・それに対してのマスコミ報道
その結果、次のようなことを見出した。
・オタクの由来とされる説が2件あったが、ほぼ1説だけが有力視されている(中森説)
・マスコミ報道の過熱化(ジャーナリストの大谷氏の報道内容)から、それによってオタクは偏見視されてる部分というのが少なからずあるということ
課題として次の2点が示された。
・目的で紹介した持論を全く掘り下げられなかったこと
・偏見やステレオタイプに対しての研究が出来なかったこと