この論文では、アルコールが人体や社会に与える影響と、メリットやデメリットについて述べたいと思います。またテーマとして、酒の持つ特徴の一部を強調したものとして表れる「飲酒に寛容な社会」というものと関連付けて書いていきたいと思います。
アルコールが誕生してから約9000年たちますが、日本でアルコールに対する統計などが取られ始めたのは1950年代。またそのデータも1990年代には取られなくなるものが多くありました。ここで考えられるのは、アルコールに対する社会の寛容さがあるのではないのでしょうか。日本の飲酒人口は6000万人程度といわれていますが、その人々は、アルコールに対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。その人々は、酔っ払ってしまって人に迷惑をかけたことはないでしょうか。この事を考えることで少しでもアルコールについて解き明かせるのではないでしょうか。
第1章では、人々のアルコールに対する欲求について。第2章では、生理的・医学的観点から見るアルコールと人との関係について。第3章では、生理的・社会的観点から見るアルコール依存症について。第4章では、社会とアルコールの観点から見る飲酒運転の問題について書いています。しかし問題はこれだけではなく、アルコールハラスメントなど、まだまだたくさんのアルコールについての問題があります。
アルコールに対する正しい知識が、楽しく飲酒をする環境を整えるのではないでしょうか。