何かを調べるとき、インターネットを利用する人は多いだろう。実際に、インターネットを利用すれば、多大な情報が溢れており知りたいことはすぐに知ることができる。インターネットの急速な普及に伴い、技術も急速に進化していっている今日では、様々な技術を取り入れたウェブサイトが多く見られ、視覚的にも聴覚的にも楽しむことができる。しかし、多くの技術を取り入れたからといって、必ずしも全ての人が快適に利用できるとは限らない。インターネットが身近にある世の中だからこそ、最新の技術にこだわらず誰もが利用しやすいものを作るべきなのではないか。
そこで、情報やサービス、ソフトウェアなどが、どの程度広汎な人に利用可能であるかをあらわし、特に、高齢者や障害者などハンディを持つ人にとって、どの程度利用しやすいかという意味で使われることが多い「アクセシビリティ」に注目した。
本論では、どのようなウェブサイトが利用しやすいか、障害者・高齢者の現状とウェブサイトの利用環境、企業ウェブサイトの現状を調査・研究し、「アクセシビリティ」を軸に論じている。