現在、インターネットの利用が増加し、それに伴ってウェブの技術が成長している。デザインに凝ったレイアウトや色彩、画像の使用、Flashを使用した動きのあるウェブサイトが増えてきている。
特にそれらは企業ウェブサイトに多く見られ、現在、企業にとってウェブサイトはユーザー(閲覧者)に情報を発信するための重要な役割となっている。企業ウェブサイトは印象をつけるために色彩を利用し、デザイン性を重要視している。しかし、デザインが可愛い・カッコイイだけではユーザーは繁盛に利用しないだろう。ユーザーにとって一番知りたい情報をいかに分かりやすく提供することが一番大事である。年齢・性別・知識の差など、どんなユーザーにも伝わるようなユーザビリティも重要視しなければならない。
本研究では、ユーザビリティやウェブサイトの色彩心理による効果などを述べ、食料品・電気機器・情報通信・銀行・小売の5つの業種の企業ウェブサイトをユーザビリティや色彩・デザインの点から調査し、見やすく利用しやすいウェブサイトなのかを分析し、どのような企業ウェブサイトが利用しやすいか論じている。