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柴 理子 ゼミ 平成20年度卒業論文
ブログが個人と社会にもたらした影響について
遠藤 広基

今日、ブログという存在は、確実に私たちの生活の一部になりつつあると感じる。ブログという言葉が日本で話題になり始めたのが、2003年初頭からであり、2005年には「新語・流行語大賞」のトップ10に選出したり、電通が発表する05年上半期の話題・注目商品のランキングでブログが1位に選ばれたりするなど、2008年の今日までのわずか6年という短期間でブログという存在は日に日に影響力を強めてきた。単に認知度という面だけでみても、2007年には、日本でのブログ閲覧者数は3,455万人になり、日本人の4人に1人が見ているほどである。

本論では、ブログという存在がどのようにして始まり、現在に至るまでどのように発展し、個人や社会に爆発的に普及したのか、その理由を考察しながら、今後ブログという存在がどのように進化して行くのかを論じていく。

第1章では、ブログとは何なのか。ブログが今日のように普及するまで、どのように登場し、どういった流れで人々に受け入れられていったのかを論じる。第2章では、ブログを個人の面から検証し、現在の日本で個人にブログはどのような影響をもたらしたのかを様々な調査結果や具体例を挙げながら論じていく。第3章では、ビジネスとメディアという面からブログを利用することで、ビジネスやメディアがどのように変わっていったのかを検証する。そして、第4章では、ブログが個人や社会にもたらした問題点を検証し、ここまである程度普及し、社会に根付いたブログが今後私たちの社会において、どのような存在となっていくのかを論じていく。