卒業研究の内容は、日本における英語教育の返還である。この論文の主旨は、日本人と英語の関係を歴史や教育、日本人がどのように英語を捉え、付き合ってきたかを見ていくものである。またこのテーマを理解して、今後英語との付き合い方を上手くできるようになればと感じたためである。
まず日本における英語教育の始まり(初期の英語教育)で英語が伝わって、使用されるようになった英語史を述べる。江戸時代からふれて、百年ほど前の明治時代から大正、明治を振り返って、日本にどのように入ってきたかを述べている。特に第2次大戦前や第2次大戦後の英語返還期についても調べてみた。
次に、主に現代日本における議論や現状についても述べてある。平成時代に入ってからの日本の英語教育について述べている。ここでは、語学にとってのコミュニケーション主義や英語第二公用語論、英語が使える日本人をどのように育成するかなどである。小学校の英語教育の行方なども述べてある。
本論は、これらのことをまとめて、日本人の英語に対する付き合い方を見直し、より良い英語と関係を築いていけたらと思う。