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笹間 宏 ゼミ 平成20年度卒業論文
デザインの違いによる印象の変化
本江 景

この研究はロボットデザインに興味を持ち、どういったデザインがより多くの人に好まれるのか、万人受けすることが出来るようなデザインはどんなものなのか、ということを視覚で感じる印象の変化に焦点を当て、色に対するイメージ、形に対するイメージ等の面から調査・考察しオリジナルのデザインを創り上げる事を目的としている。

先ずアンケートによる調査を行った。それと並行して資料収集も行い、ある程度色に対するイメージ、形に対するイメージが解った。次にロボットに対するイメージ、どんなロボットが好ましいか等のアンケートを取ることにした。このアンケートにより理想とするロボットの方向性が決めることが出来た。

以上の調査及び調査結果から人は球体、円形の物に心を惹かれやすく、明るい青系の色に清潔感や癒しというイメージを抱きやすいということ。ロボットは「ロボット三原則」に基づき人間を助ける存在であるべきということが解かった。

結論から言うと既にこの理想とも言えるデザインは生まれていた、という事になる。上記の事を踏まえた上でデザインしようとすると、どうしてもある既存のロボットに類似してしまう。そう、かの有名な「ドラえもん」である。この様な結論に至るとは全く予想していなかった。今回はアンケート対象の大半が日本人だったのでもっと広い枠、世界規模での意見を聞くことが出来ればまた違う結論になったであろうと思う。