東京情報大学のエレベーターの運行状況について疑問を抱き、研究室のテーマである画像処理を利用したエレベーターの運行分析ソフトの開発を行った。また、大学のエレベーターについて利用者・非利用者を含み、日ごろからどのように感じているかアンケート調査をした。更にこれらの結果を分析し、エレベーターの最適運行を行うにはどうすれば良いのか実験・調査・考察を行った。
実際にVisual Basicで作成したプログラムを用い、エレベーター上部にある運行表示板を撮影し画像処理することでエレベーターの運行動作を分析することが可能となった。また、アンケートの結果から本館エレベーターの運行に関しては多くのヒトが疑問に思っており、問題点も多様であることがわかった。
これらを整理し、「最適運行」=「運行条件の見直し」+「イライラ防止のテクニック」+「利用者のマナー」という結論を得たのと同時に、単に考察するだけではなく実際に運行条件に合わせてシミュレーションできるプログラム開発の必要性などの課題も認識することとなった。