広告はテレビ・インターネット・新聞・雑誌・屋外など現在日本では至る所に溢れていて見ない日はないと言ってもいいぐらいになっている。その中で本研究では、交通広告と呼ばれている電車やバスや駅などに広告されているものの中から、バスの車体広告にだけ絞って研究していく。バスの車体広告は実際に広告を掲載したバスが走行するので街中の景観を壊さないようにや、他の運転者の気が散らないようになど、各自治体ごとに条例が定められており、第2章では東京都と京都市の条例に注目していく。第3章では実際のバスの車体広告の写真50枚を用いて、背景の色別や業種別に分けて、その結果からどのような色や業種が多くなるか、またなぜ多いのかを色の場合は色彩の心理などを参考にし、業種についてはバスの車体広告の地域との密着性などを参考にして検証していく。第4章ではアンケートを取りバスの車体広告についてのメリット面やデメリット面、景観問題、実際に見て購買意欲が増すことや興味を持つことがあるかなどに関する質問をした。実際にアンケートを行うことで、バスの車体広告のメリット面や自治体などで言われている景観問題を含めたデメリット面について、どのように思われているのかを検証することができた。第5章では東京情報大学のバスの車体広告のイメージ画像を作成して、どの色やデザインが東京情報大学のイメージに合うかを調べていく。