「手元に無ければ演奏することのできない楽器を、もっと身近に感じてもらうこと」「2種類の操作で同じ動作をする、併用操作を可能にする」をテーマに、Flashを使用したゲームを製作した。楽器は、誰でも親しみやすく、また見た目でもわかりやすいピアノを選択。多種操作には、あくまでパソコンでプレイする事を前提としているため、キーボードとマウスの併用操作を選択した。合計で2オクターブ分の操作を可能にし、キーボードにはそれぞれ鍵盤を割り振り、マウスは鍵盤をクリックする事で音を出す仕組みになっている。どちらも同じ動作をさせるために、それぞれアクションスクリプトを使用した。ゲームは全年齢対象とし、パソコンに慣れた大人だけではなく、近年使用数が急増の傾向にある子供でも操作できる簡単な内容とし、ゲームの外見は、ポップ調のイラスと、明るいパステル色に限定し、説明文は、小さい子でも読めるように極力漢字を使わないようにした。楽器離れが噂されるいま、こういった楽器をメインに取り上げたゲームをもっと普及させれば、実際に楽器に触れ合う機会が今後広がっていくだろう。