服飾文化の変遷とその構造-ストリートファッションの考察- [東京情報大学] [情報文化学科] [平成19年度卒業研究概要集] [平成19年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
圓岡 偉男 ゼミ 平成19年度卒業論文
服飾文化の変遷とその構造-ストリートファッションの考察-
江尻 卓弥

本稿では、ストリートファッションと情報化というテーマで日本のファッションの変化、発展について論ずる。自分を表現する方法として服装は非常に大きな存在であり、多くの若者達がファッションというものに強い興味・関心を持っている。また、近年のパソコンやインターネットの普及によって世界では情報化が進み、これらは多くの若者にとって必要不可欠なものとなっているからである。そして、ファッションと情報化という接点の無いような二つの文化であるが、現在では多くのブランドがそれぞれのホームページで通信販売を行っており、オンラインモールやファッション関係を専門に取り扱う企業の進出という点において関連性があるのでこの二点に注目する。 以下では、まずファッションの年代別の流れと時代背景を調べどのような文化が当時の若者に影響を与え、服装の面で表現してきたのかという事を分析する。過去にはインターネットという文化が無かったのでどのように流行が作られ広まったのかという点に注目したいと思います。特に過去7年間でストリートといったファッションがどのように変化していったのかという事を分析する。また、現在ではファッションのジャンルも多様化しており背景にあるものにも分析を加えたい。さらに、海外(特にアメリカ)と日本の若者ファッションでの関係性が現在では変化が見てとれる。この点では、日本のストリートブランドが海外へ進出して店舗を出しているという事や、インポートブランドの流行などについて検討したい。そして、オンラインショッピング等のインターネットとの関わりや動向などを中心として若者とファッションと情報化という観点から考察したい。