「光切断法による物体形状認識と3次元画像生成」に関する研究 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成19年度卒業研究概要集] [平成19年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
笹間 宏 ゼミ 平成19年度卒業論文
「光切断法による物体形状認識と3次元画像生成」に関する研究
大野 裕郎

本研究では、光切断法により2次元の画像から3次元座標値を推定し、3DCGにより 3次元画像を生成することが目的である。光切断法とは、光源から平面状のスリット光を測定対象物に照射すると、対象物体の形状に応じてスリット平面で切断した切断面のスリット投影画像が得られ、これらをスリット光源の高さを変えて撮影することで、測定対象物の異なった切断面のスリット投影画像が得られ、その画像を重ね合わせ処理することで、元の測定対象物の形状を明らかにすることができる手法である。具体的にはスリット光源を対象物体に照射し、画像をデジタルカメラで撮影する。その画像を2値化・細線化などの画像処理をした上で2次元座標値を検出、カメラ設定条件及びスリット光源設定条件に応じた幾何学計算により3次元座標値に変換する。これを2回以上行い、三角ポリゴンを利用して3次元CG画像を生成する。

本研究の最大の目的であった光切断法で測定対象物体の形状を認識し、2次元画像から3次元座標を取得して3次元画像生成までを、スリット投影部分しか処理されないという制限があるものの完成することができた。