佐倉の城砦について [東京情報大学] [情報文化学科] [平成19年度卒業研究概要集] [平成19年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
松田 喜好 ゼミ 平成19年度卒業論文
佐倉の城砦について
綿貫 聖哉

自分の住んでいる地域の歴史を知ることはただ単に知識が増えるだけでなく、その地域への愛着を湧かせ、地域の発展に貢献したいという気持ちにも繋がっていくのではないであろうか。

今回、私が自分の住む街、佐倉にかつて存在した城の歴史について研究しようと思った理由はこのような考えからである。

佐倉というと江戸時代初期に築城された佐倉城が徳川幕府の東の守りとして有名であるが、江戸時代より前、古くは平安時代に勢威を誇った平将門が、鎌倉時代の頃になると千葉氏が台頭してきて戦国時代が終わる直前までこの一帯を支配していたため、佐倉の各地にも城や砦がたくさん築かれた。そのほとんどの城は、千葉氏が没落したのとともに朽ちていったが、約400年が経った現在でも当時の城の遺構は残っていて見ることができる。

そこで私は色々な資料を基に城跡の場所を探し出し現地調査を行ってみた。また、その城に関連する人物や出来事についても佐倉市史を中心に調べてみた。