印刷業界の現状と課題について [東京情報大学] [情報文化学科] [平成19年度卒業研究概要集] [平成19年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小宮山 隆 ゼミ 平成19年度卒業論文
印刷業界の現状と課題について
露木 俊輔

私が印刷について調べた理由は、就職先を印刷業とする上で多少の知識を身につけたかったからである。現在、低迷している業界で企業はどのように切り抜けようとしているのか、どのような現状なのかなどについて調べた。

DTPを導入したため、よい点が出てきた反面、その工程に必要であった作業が不要になった。工程の中で必要なくなった業種はどのような打撃をうけたのか、売上高はどう変化しているかなども調べた。

印刷の方式がいろいろある中でどのような方法をとっているかを知り、知識を身につけることができた。

多くの人は印刷というと、紙に印刷するものというイメージを持っていると思うが、紙だけでなく、プラスチックをはじめ様々なものにも印刷する技術ができてきている。こうした時代が進む中で以前から行われていた印刷方法と新しく始められてきた方法をいかにして使い、どこに力を入れているかを知ることができた。

また、大手企業が圧倒的な優位を占めるなかで、中小企業が生き残るためにどのようにしていく必要があるかということについても考察し、いくつかの成功事例に出会うこともできた。

首都圏中心の大企業で現在、出荷額の上位が固まっているのだが、印刷術の電子化が今後、この構図を変化させることができるかについても検討した。しかし、業績が振るわない印刷業界の中で結局のところ、顧客との強固な信頼関係を築いていくこと。今後はより一層ベストパートナーとして関係を保つことが重要になってくると感じた。