カップヌードルの歴史 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成19年度卒業研究概要集] [平成19年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
乾 照夫 ゼミ 平成19年度卒業論文
カップヌードルの歴史
小宮 健

私はカップヌードルについて調べました。開発者である安藤百福は1910年に台湾で生まれた。両親を幼少期に亡くし、祖父母のもとで育ち、1932年、22歳のとき、父の遺産を元手に繊維会社を設立した。それから安藤百福はある信用組合から頼まれ、その理事長に就任した。しかし、1957年にこの信用組合が倒産し、責任を負っていた理事長の安藤百福は本体の事業を手放して負債を弁済することとなり、当時住んでいた大阪の自宅だけが残った。そこからやっと安藤百福のカップヌードル研究が始まった。最初の研究場所は自宅の庭に建てた小屋で、インスタントラーメンの研究を始め、1958年8月25日カップヌードルの元となる『チキンラーメン』の商品化に成功しました。チキンラーメンは周囲も知っての通りどんぶりにお湯を注ぐだけで食べられる簡単な食品である。このチキンラーメンが国民に受け入れられ、瞬く間に人気商品となった。このヒットをきっかけに安藤百福はアメリカ進出を考えた。1966年に渡米したとき、『どんぶり』という食器がアメリカにはないことに気づき、そこから紙カップを使うカップ麺の発想が生まれた。こうして1971年9月18日に世界で初めてのカップ麺『日清カップヌードル』が誕生したのである。

日ごろ何気なく食べているカップヌードルですが誕生までには奇跡や苦悩があったとわかりました。