人と直接会って話し合う「会話」という行為には、無意識のうちに様々な情報を相手に伝えている。この最も基本的な他人とのコミュニケーションは、これから先も変化はしないだろう。

一方、情報化社会と呼ばれるほど情報を伝える手段(メディア)が発達した。連絡事項の伝達が電話から電子メールへ。『一家に一台』の電話が今や『一人一台』の時代になった。それによって、家にいようと外にいようと関係なく人は離れた相手とコミュニケーションをとることができるようになった。しかし、場所を選ばずコミュニケーションがとれるということで、何か人に変化した部分があるのではないか。それが電車内でよく見かける光景として表れている。

身近にあって、人と関わりあっていくのにとても大切なコミュニケーションについて考察していく。