本論文では、娯楽文化(主にテレビゲームに絞る)が私達人間にどういった影響を与えるかを研究し、論ずるものである。このテーマを取り上げた背景は、テレビゲームなどの娯楽文化といった分野に関しては多くの人々が興味・関心を持っているであろうと考え、私自身も様々な映像メディア・音楽に深く感激し、これらの娯楽文化は人間が生きていくうえで必要なものであり、私たちの心を大きく動かすことができる力があると考え、人々はどのように影響を受けるのか興味を持ったからである。この論文によって現代の人々の求めるもの、その場の状況に応じて、現在ではどういったものを求めているのかということを知ることができるのである。本論文の進め方としては、今までのテレビゲームの歴史に触れ、過去・現在の人々がどういったものを求めていたのかについて研究し、現在の人々が求めている娯楽文化を現代社会では作られているのかどうか、不足している部分、満たしている部分等を照らし合わせ論じていく。そして、認識というテーマで、テレビゲームおける認識・知覚のについて触れていく。また、娯楽文化が私たちにどういった影響を与えるのかを論じていく。そして今後の見通しとして第1章〜第3章までで得られたデータ・考えから、今後の娯楽文化がどうなっていくか、どういったものが求められていくのかを考え、論じていくものである。