二次元アニメーションにおける歩行動作表現の実践的研究 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成18年度卒業研究概要集] [平成18年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
安岡 広志 ゼミ 平成18年度卒業論文
二次元アニメーションにおける歩行動作表現の実践的研究
平山 美佳

近年、個人でも簡単に作成できるようになったと考えられるアニメーションというものは、私たちにとってより身近な存在となってきている。そんなアニメーション、特にその中でも代表的な二次元のアニメーションには、様々な表現方法を用いられていると考えられる。それらの表現方法は、観ている人たちに対して、自然な動きをするアニメーションにするために、用いられているのである。

では、そうするためにどのようにして、それらの表現方法がアニメーションの中で存在し用いられているのかについて、動きの中の基礎といえる、歩行動作を用いて考えていく。歩行動作こそ、人々に常に観られている動作であり、少し違えればそれを観ている人たちに対して、違和感を与えかねない動作であると思われるからである。よって、より自然な歩行動作には何が必要で、どんな表現方法を用いたらよいのか、実際に作製していくことで、見ていくとする。そして、作製した結果、自然な歩行動作を作製するにあたって、重要なものとは何かを論じつつ、より自然な歩行動作を作製していくことにする。

本論は、第一章でアニメーションについて、歴史、種類などを通してみていく。第二章では、二次元アニメーションに用いられている様々な表現方法について、簡単なアニメーションを用いてみていく。そして、第三章では、歩行動作を実際に作製し、何が必要なのかみていくことにする。最後に、考察として、それらをまとめて論じたいと考える。