現在、携帯電話は人の生活の中心となっている。人とのコミュニケーションはもちろん、簡単に電車の乗り換えを調べることが出来たり、ニュースを知ったり出来きる。
今では若い人達の間で、携帯電話に音楽をダウンロードしウォークマンの変わりとして電車の中で使用している光景も珍しくない。
機能が次々と追加されていく携帯電話だが、この小さな空間・ディスプレイの中で表現できることは限られている。常に多くの人々が見ていて尚且つパソコンと同じように携帯電話を使えば、様々な年代、更には世界中の人とコミュニケーションがとれる。より分かりやすく表現したい事を伝えるために必要なのは色だと思う。
色を理解し、的確に使い分けることによってこの小さなスペースで伝えたいこと・感じ取って欲しい事を表現する事が出来るのではないか。
私が「モバイルサイト」を研究テーマに選んだのはこのように、パソコンを使うインターネットより、より手軽に場所を選ばず気軽に利用できる携帯電話を使用したインターネットの利用はこれから更に普及するだろうと考えたからである。
パソコンやテレビといったものと同じくらい情報を得る事が出来る携帯電話だが、この二つと比べて大きく違うのは「音」と「動き」が少ないことだ。そんな限られた中で様々な人達に分かりやすく情報を伝えるには、「色」を工夫するという事はとても大事なことだろうと考えた。
この研究では、人が色からイメージする単語のアンケート結果を元に、より分かりやすいモバイルコンテンツを作るためにはどのように「色」を利用したら良いのかという事を提案していく。