私が東京情報大学に在籍した4年間で一番力をいれて取り組んだことは3DCG制作です。
関連する演習や講義を受けて、課外活動でも学生代表を務めました。課外活動に参加できたおかげで先輩、同学年、後輩の約100人以上の部員が作ったCG作品を見ることができました。
しかし、残念ながらそのたくさんのCG作品を見た私の感想は「おもしろくない」「なにか物足りない」などが多かったように思います。CG部のレベルが低いとか、あまり活動をしていないという訳ではなく、なにか本質的に足りないものがあるような気がする。それは一体なんなのだろう?と、思ったことがこの論文の研究テーマを選んだきっかけです。
一番の主題は「表現すること」に挑戦してほしいことを伝えることです。
そのために、3DCGソフトの使い方ではなく、カメラ撮影や絵画の描き方の勉強をしてそこから3DCG制作に生かせるものを探してみました。表現することのおもしろさ、そして表現をするにはいろいろな知識が必要なことを後輩達にすこしでも伝えるためにこの論文を書きました。