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笹間 宏 ゼミ 平成18年度卒業論文
服飾デザインにおける色の役割
星野 塁

色は、私たちの生活からは切り離すことのできないものだ。この世の物の、すべてのものに、色がついていて、我々人間は無意識のうちに色を目にしている。そんな、身近な存在の「色」について、意外と私たちは知らないことが多いのではないか。  

例えば、洋服のコーディネートやインテリアの配色に悩む人も多いのではないでだろうか。実は、私もそれに悩まされ、色彩に興味関心を持った人間の一人である。洋服のコーディネートをする際に、同じような形の服でも色が違うことによって、着た人の印象がぜんぜん違って見えてしまう。色の組み合わせ(配色)によって、どのような印象を受けるのか。また、人間が色を目にすることによって、どのような心理状態になるのか。という疑問を抱いたことにより、今回の卒業研究を進めることにする。

具体的には、色の基礎となる知識やイメージを調べ、アンケートにより合わせる色によって、土台となる色のイメージがどのように変わっていくかを導き出す。その結果を元に、服飾による配色の失敗と成功の境界線がどこにあるのかについて述べていく。