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中島 淳 ゼミ 平成18年度卒業論文
子どもとケータイ
宇留野 諒子

私が小学生の頃、携帯電話はまだなかった。世の中に"誕生"はしていたが、田舎の小学生にはあまり関係がなかった。中学生になってちらほらとポケットベルを持つ友達が出てきた。すぐに見当たらなくなって、携帯電話が普及してきた。高校生になるとみんながケータイを持った。

いまやケータイは就学前の子どもでも持つ時代になっている。度重なる凶悪事件の影響などで小学生に持たせる親も増え、子供向けの機能や防犯サービスを充実させた子供向け携帯電話も発売された。中学生になると、友達付き合いのためにケータイを欲しがる。今は友達と付き合うためにケータイが必要なのだ。

本論ではまず子ども社会に広がるケータイの現状を把握し、現実とケータイの両方のリアルタイムを生きる子どもに引き起こる問題点をみていきたい。また、2006年、携帯電話事業者各社から発売されたジュニアケータイやキッズケータイといった子ども向け携帯電話についても述べる。