私が服に興味をもちはじめたのは、中学2年の時に買ったジーパンがきっかけである。
それまでは、ただ、そこらへんにあった服を着て満足していたが、何かの影響で服を意識するようになった。今思えば、人よりかっこよくなりたい、人より違う格好をしてみたい、もっとおしゃれに服を着たいという安易な考えだったと思うが、それは今も根本的には変わっていない。しかし、その考えがあったからこそ、このテーマを調べるきっかけになった。
そこで、私は今までまったく接点のない服飾の時代ごとの変遷をまとめていき、ストリートファッションにおける循環性・相互作用を考察していくことにした。
第1章では、人間と衣服の関係、そして自己表現、第2章では、ストリートファッションの変遷の過程を辿り、第3章では、ストリートファッションにおける循環性・相互作用、最後の第4章では、ファッションの魅力について述べたものである。