テクノロジーが日々進化していく今日この頃、音楽を携帯できる技術ができ、その形や機能も日々進化している。私は今まで、音楽を聴くときはCDを買うか、借りてカセットテープかMDなどにダビングしていたが、アイポッドや添付ソフトのiTunesなどの登場により現在の音楽配信のあり方は大きく変わった。そこで音楽が好きな私はアイポッドに興味をしめたのだ。なぜアイポッドなのか、他にもウォークマンなど、似た機能を持った機器は沢山でているのに、それはいろいろな理由があるが、私が取り上げた特別な理由はアイポッドが効果的な広告展開により知名度を高めたことである。まず最初に最新機器の情報が得られるのは、一番知名度の高い商品である。それに知りたい商品の情報を沢山得られるのは知名度の高い商品である。こういった理由で私はアイポッドを研究テーマの題材に考えた。
まず、アイポッドシリーズの初代から現行型、アイポッドミニやアイポッドシャッフルなどの性能の比較をしてアイポッドの進化を検証してみた。基本はやはり、小型化に大容量、それに様々な機能の追加である。その性能のよさが他の機器を圧倒した普及原因のひとつであることは間違いないであろう。音楽を聴くこと以外の機能については他の携帯機器で優れたものが出ているが、そちらの機器は音楽を聴くことはサブの機能である。次に一曲の値段について、アイポッドは、インターネットでミュージック・ダウンロード・ストアから曲を買いダウンロードするわけだが、一曲の値段は150円。この値段は他のミュージック・ストアよりも60円程度安くなっている。この安さと機能性がアイポッドの爆発的な普及の要因であるが、同様の商品が次々と出て、音楽産業の形も今後大きく変わっていくと思われる。