私達は仕事をし、給料を得て、そのお金で生活をする。しかし、私達の体力は年をとるにつれて限界が訪れるのだ。では仕事が出来なくなったあと私達はどうやって生活していけばいいのだろうか? 老後ゆとりある暮らしをするには37万以上。その生活を支えていくのが年金制度なのである。
本論は年金制度、年金改革について調べその必要性、今後の方向性について考え、まとめたものである。現在の年金には国民年金、厚生年金、共済年金と大きく3種類あり、ベースの国民年金は20歳以上のすべての人が加入するのが義務付けられている。しかし2007年、年金制度の崩壊が懸念されている。2007年という年は団塊世代の定年退職が一気に始まる年なのだ。団塊の世代が退職することにより労働力不足、退職金の問題、そして年金問題に影響がでる。中でも2007年問題で一番問題視されているのが年金制度である。今まで年金を支払う側だった多くの人が受け取る側に回るのである。現在でも資金不足になっているのにますます、資金不足になることが予想される。その上、政治への不信感や、老後への意識の低さによる、未納問題。これにより年金改革が余儀なくされる。この問題を解決するには3つある年金制度を一元化し不公平感をなくしていかなければならない。不正問題からくる政治への不信感を取り除くことも必要である。何よりも国民一人一人が年金制度を学び、積極的に情報をつかんで新しい制度について考えていかなくてはならない。