情報大ステーション2005第3回『伝統の響き・木更津甚句〜第四回木更津甚句全国大会〜 』(2005年7月16日放映) [東京情報大学] [情報文化学科] [平成18年度卒業研究概要集] [平成18年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
伊藤 敏朗 ゼミ 平成18年度卒業論文
情報大ステーション2005第3回『伝統の響き・木更津甚句〜第四回木更津甚句全国大会〜 』(2005年7月16日放映)
寺島 裕人

この作品は、千葉県の三大民謡の一つとして名高い「木更津甚句」の全国大会で、拓殖大学紅陵高校の吹奏楽部が、これを現代風にアレンジして演奏をしたステージを中心に、甚句の里・木更津を紹介したものである。

「木更津甚句全国大会」は、2年に一度行われており、今年で4回目を迎える。子どもから熟年の方まで、全国の民謡を愛する人々が集まり、自慢ののどを競い合う大会である。木更津甚句は、その昔、木更津の花街の唄だったものが、東京にわたった芸者によって有名なったといわれている。

取材映像では、まず太田山公園で高校生レポーターが自己紹介、木更津市の概要を説明し、県立上総博物館に入って展示物を見学する。つぎにレポーターは証城寺の狸ばやしを口ずさんで證誠寺を紹介、狸塚にお参りする。狸の像などが並ぶ市内を散策、木更津甚句記念碑の前で木更津甚句の由来を紹介する。つぎに拓殖大学紅陵高校での吹奏楽部の練習風景を紹介し、同部顧問の吹田先生にインタビューする。木更津甚句全国大会の当日になり、次々と出場者の甚句が披露される。市民団体による踊りなども行われ、大会は楽しく進行していく。舞台裏で、出場者や関係者にインタビューし、高校生の楽屋での様子も取材する。コンテストの表彰式が行われた後、拓殖大学紅陵高校吹奏楽部が、現代風にアレンジした木更津甚句が演奏され、大会を締めくくる。

この作品では、伝統文化である木更津甚句の大会に高校生達が出演し、民謡をつうじて年齢をこえた交流している姿を伝えたいと思った。そのねらいは達成できたと考えているが、本番組はこの年の第3回の放映作品であり、スタッフが慣れていないこともあり、技術面での反省点もあった。吹奏楽部の演奏シーンでは、事前の打ち合わせが足りず、3台のカメラの映像を編集する際は、カット割りに苦労した。また、番組のテーマは木更津甚句全国大会であるのだが、さまざまな要素を盛り込みすぎ、大会のステージそのものを短い時間しか紹介できなかったことは残念だった。

この番組制作を通じて、多くの方々(高校生・先生・大会関係者の皆さまなど)と出会い、お話しをする機会を持つことができた。世代の異なる方々と接することは新鮮な体験でもあり、たくさんのことを勉強させられたと思う。メディアを通じて自分の作品を放送することのプレッシャーは感じたが、仲間と一緒に作品を完成させる喜びを得られたことが大変良い思い出になった。