長崎の原爆 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成18年度卒業研究概要集] [平成18年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
乾 照夫 ゼミ 平成18年度卒業論文
長崎の原爆
湯川 雅史

世界には未だに数多くの核兵器が存在し、兵器の性能も第二次世界大戦時よりもはるかに強力になっていることを考えると、世界は常に核の恐怖にさらされていると言える。その上、北朝鮮をはじめとする新たに核兵器を保有する国々が出てくる危険性もある。それにともなって、日本も核を保有すべきという考えが議論され始めたり、テレビや新聞などのメディアで取り上げられることも増えてきている。

しかし、日本は唯一の核兵器による被爆国であるにも関わらず国民の関心は低い。ほぼ全ての日本人が広島と長崎に原爆が投下されたことは知っていると思うが、原爆に関する知識がある人は少ない。それに加え、被爆者も年々高齢化し、戦争から年数が経つごとに原爆特集、戦争特番などのテレビ番組も減ってきているように感じる。

この事実は日本人としてしっかりと認識する必要があり、核兵器の凄惨さや悲劇を風化させてはならない。私の祖父が長崎で被爆体験をしていることがきっかけとなり、長崎にクローズアップして、原爆とはどういうものか、どのような被害を与えるのかを調べたいと思い、このテーマに決めた。