Zipper・2000年〜2005年 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成18年度卒業研究概要集] [平成18年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
乾 照夫 ゼミ 平成18年度卒業論文
Zipper・2000年〜2005年
大井 梨奈

福島県の田舎町育ちの私。初めはメディアを通して都会のファッションをのぞいていた。そんな中、本屋さんで初めてファッション雑誌、Zipperを買ったのは中学3年生だった頃である。長い間買うことになったのは、たくさんのコーナーがあり見ていて飽きないこと、服がのっているだけでなく、服の着こなし方も多く取り上げられているのが魅力的であったからである。Zipperを読みながら、他のファッション雑誌もたくさん読んできたが、6年間Zipperを手本にして、自分なりのオシャレをしてきた思いがある。そこで、こういったZiiperとの出会いから、ファッション雑誌の世界、Zipperとはどういう雑誌かを調べ、表紙分析をして5年間のZipper的ファッションの流れを図なども取り入れてまとめた。最後にZipper流調査としてZipper的に党をつくり、それぞれどの党を支持し、はっきりとは言えないが何かしら性格によって服装にも変化がでてくるのかを調査。それを知るために、血液型や星座などでの結果を報告した。5年間で時代も流行も移り変わっているにもかかわらず、今でも昔はやっていたものがまた繰り返されているということも少なくないことに気づいた。Zipperの5年間を振り返り、当時の自分のファッションや状況などが次々と思い浮かんできた。どの年の内容を見ても記憶がよみがえり、なつかしく感じた。写真や音楽などで過去を思い出すことはあっても、まさか雑誌でここまで思い出に浸れるとは思っていなかったので、そんな力もファッション雑誌にはあるのだと感じた。おしゃれに対しての向上心がある限り、ファッション雑誌の存在は大きなものである。今はZipperを愛読していないが、この5年間と同様にこれからまた新しいファッション雑誌を通して、私とファッション雑誌の間にさまざまな歴史が刻まれていくことになるかと思う。