近代の戦争映画において戦争とマスメディアの関係を分析するにあって、本論ではその点について説明する。
大きくとらえれば、「統制により自由な活動が圧迫された」「政府の御用機関に堕した」と戦時下のマス・メディアは総括的に語られてきたが,実際には統制政策も各メディアの対応も多種多様であった。各メディアに対する統制政策の展開過程をふまえながら,中でも当時最も身近な娯楽であった映画に対する考察し、当時製作された映画作品の分析を通じて国家が映画を通じ国民に何を期待していたのかを考えていきたい。
そこで近代戦争映画だが、近代の戦争により、第二次世界大戦に始まり21世紀の今までの具体てきな映画を中心とする、戦争がマスメディアの行動にどういう影響を与えたということを理由でこのテーマを研究したい。