個別参加型遠隔グループ演習とコミュニケーション [東京情報大学] [情報文化学科] [平成17年度卒業研究概要集] [平成17年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
安岡 広志 ゼミ 平成17年度卒業論文
個別参加型遠隔グループ演習とコミュニケーション
今長 学

通信教育は,生涯教育を実現するための1つの教育形態として発展してきた経緯があり,社会に果たす役割の重要性は今後も変わらないであろうと思われる。通信教育を成り立たせている通信手段は情報技術の発展とともに,多様化しており,今後さらに一層の発展が見込まれている。

代表的な遠隔教育の手段としてe-Learning が挙げられ,すでに企業内教育での効果的な活用事例などが報告されている。

今後の通信教育は,従来の社会人対象という既成の枠を越えた学校教育の場での教育手段の一つとしても定着していく可能性が高いと言える。

そこで今回の研究では、Web ServerアプリケーションMacromedia Flash Communication Server MX(以下FCS)を利用し、インターネット上での連携作業と新感覚のコミュニティスペースの創造を目的とした。

現在e-Learningは、様々な教育場面に導入され活用が進んでいる。現在までの所、e-Learningコンテンツは、HTML やCGI などを利用した静的なものや、動画を一方的に配信するものが多い。それは、表現力に乏しく、見た目が地味であまり機能的ではないことが現状である。そのようなコンテンツでは、ユーザーの興味をひくことが難しい。そのため、ユーザーがいつでもどこでも楽しく学ぶことができるコンテンツが、求められていると考えられる。

これらを改善するために本研究では、webカメラやマイクを使用し、実際にその場にいるかのような臨場感を与える、動的なe-Learning コンテンツを開発した。ユーザーが使用する画面は全てFLASH で作成し、さらにデータベースとの連携により、ダイナミックなe-Learningコンテンツにした。