インターネットは今もなおその勢いを衰えさせることなく普及の範囲を拡大しており、社会人は当然として小学生も用いているほど身近で必需的な存在となった。そうした中で生まれたインターネットを用いた教育システムについて取り上げ、今までの教材の在り方と比較することで、さらに多くの可能性を秘めた学習システムを構築することが可能となると考えた。特に現時点で話題となっているWBTの持つ可能性が、これからにおいてより高いレベルでの教育システムの実現に繋がると思い、注目した。
本論は、大学講義及び教職課程・教育実習で得ることのできた自己の経験と生徒の反応・アンケートを実施して得たデータ、既存の教材や資料・文献を参考・資料としている。対象は教育・教材に関する全般-『eラーニング白書(2003/2004年版)』(ALIC編著)と同じく、初等中等教育(小学校〜高等学校,学習塾・予備校など)高等教育(大学)、専修学校(専門学校など)、企業内での教育、生涯学習(社会人の自己啓発、教養教育)、自発的学習といった教育の場・環境-及びその他関連事項とし、研究・考察した。