教材と一口に言っても参考書等の印刷媒体、ビデオ等の映像教材、理科等で用いられる実験教材のように様々な種類の教材が存在する。その多種多様な教材の中からアプリケーションソフトウェアを用いて製作された教材に注目した。この教材はまだ普及してはいないが、アプリケーションソフトウェアが持つ様々な機能を活用することで、従来の教材と比べて学習効果の向上が期待できる上に、工夫次第では今までに無いような新しい教材を製作することも可能になるのである。そしてこの教材を製作する上で重要なことはアプリケーションソフトウェアについて理解し、その機能や特徴をどのように生かしていけば良いかということである。
そこで本論文ではアプリケーションソフトウェアの歴史と、教材を製作する為に活用できるものをいくつか取り上げてその機能や特徴を解説し、教材に利用するに当たっての利点や活用方法、問題点について述べた。またこれらを踏まえた上で、実際にアプリケーションソフトウェアを用いて教材を製作した。