ロリータファッションと母と娘ーロリータの精神と親の理解ー [東京情報大学] [情報文化学科] [平成17年度卒業研究概要集] [平成17年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
富山 英彦 ゼミ 平成17年度卒業論文
ロリータファッションと母と娘ーロリータの精神と親の理解ー
望月 祐子

昨年、「下妻物語」でロリータファッションが流行し、知名度も上がった。その前後かロリータファッションをする人も急激に増えていき、テレビや雑誌でも特集を組まれることも増えていった。しかしその報道内容は事実と異なることも多く、よく調べもしないでただ流行の波に乗り遅れまいと放送しているだけのようでした。なんでもかんでも「ゴスロリ」といい、ちょっと頭のおかしい子達だとか大人になりたくないだけだとか言いたい放題でした。しかし全く改善も見られず、せっかく下妻ブームが収まってきたのに今年のオタクブームから今度は「コスプレ」などと言われる始末です。

そこで、実際にロリータファッションをしている人たちはどのような考え方でこのファッションをしているのか。社会的になかなか認められないようなファッションをして、堂々としていられるのはなぜなのか。また、ロリータファッションをすることで、得られるもの、我慢しなければいけないことなど行動や気持ちに変化はあるのだろうか。そしてそれを、一番近くで客観的に見ている親はどのように感じているのか。娘の気持ちをどのくらい理解しているのか。ロリータファッション自体にどのような感想を持ち、それによって娘の新しい一面(よい点悪い点)を見たりすることができるのか。

これらのことをロリータさんには直接インタビューで、親御さんにはアンケートという形をとって調査、分析をした。