ヒップホップカルチャー -ヒップホップカルチャーの発祥- [東京情報大学] [情報文化学科] [平成17年度卒業研究概要集] [平成17年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
柴 理子 ゼミ 平成17年度卒業論文
ヒップホップカルチャー -ヒップホップカルチャーの発祥-
富山 佳洋

"ヒップホップ(HIPHOP)"という言葉が、アフリカン・アメリカンの新しい文化として、ヒップホップ発祥の地、ニューヨーク州サウスブロンクスから外に広まり始めたのは1979年の事である。音楽に乗せて、早口でそしてわかりにくく、時には汚い言葉で世の中への不満を激しく発するラップ(RAP)、レコード針でレコードを擦り、好きな音楽をかけ人々を魅了させるディージェー(DJ)、言葉でも体でもなく絵で地下鉄の車両や建物に巨大な絵を一夜にして描き、自分の存在、伝えたいメッセージを描くグラフィティーアーティスト(GRAFFITI ART) 、体全体使える場所すべて使い、体を回転させ激しい踊りで、自己主張するビーボーイ(B-BOYING(ブレイクダンス))。以上がヒップホップ文化のルーツ、四大要素である。

アフリカン・アメリカン達は、自分で新しい物、新しい音楽や新しい場所を作り出していった。これら四大要素に共通するのは速さと危険さである。なぜこの速さと危険さ、スリルを求めたものが文化となっていったのか。″ヒップホップ"という言葉がいつどこで誰が使い始めたのか。

ヒップホップの発祥、どのようにして誕生したのかを調べ、本論文で取り上げていく。