車体広告感性評価-都市景観とデザイン面から見た広告- [東京情報大学] [情報文化学科] [平成17年度卒業研究概要集] [平成17年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
笹間 宏 ゼミ 平成17年度卒業論文
車体広告感性評価-都市景観とデザイン面から見た広告-
渡邉 典子

様々な媒体を介しての広告は、私たちの生活のそこここで目にすることが出来る。人々を感心させたり、あっと言わせたりする面白いデザイン、はたまた痛快な社会風刺など、芸術性や大衆性に優れたものも多い。人の注目を集めるための広告は、どのような形やデザイン、内容を盛り込んで作られているのか、研究を行った。

第一章では、まず広告とは何か、広告の種類、広告はどのような場所に置かれているのか、などの基本的な知識を述べる。第二章では、研究のテーマでもある車体広告について、その広告の意味合い、位置づけについて述べる。第三章では、実際の写真を用いながら様々な車体広告の事例を挙げ、社会に与えた影響などについて調査する。第四章では、車体広告に関するアンケートを取り、実際車体広告が与える影響がどのようなものかを推し量る。第五章では、アンケートから得た回答や、様々な事例を挙げてまとめに入る。

生活に密着した形の広告物を、私たちの住む街や公共の交通機関からの視点で、景観の評価、デザインの評価へと繋げていく。人の目に止まりやすく、しかも好感触を与える広告物とはどういったものなのか。普段何気なく目に映る広告について、少しでも考えていただけると嬉しい。広告というものからひとつの媒体としての車体広告を考察していく。