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笹間 宏 ゼミ 平成17年度卒業論文
作品におけるメディア別の比較
江口 正和

映画が原作の映画を観て、原作のほうがいい、あるいは映画のほうがいいと感じたことが無いだろうか。この研究の目的は、小説の映像化における利点、欠点を述べ、ウェブの掲示板、ブログなどから感想、意見を読み、考察する。また、映像の性質についても調べた。

原作に忠実でない映画作品については「世界の中心で愛を叫ぶ」を、原作に忠実な映画作品については「ハリーポッターと賢者の石」を例に挙げ、研究した。また、小説(ライトノベル)の映像化についても「キノの旅」というタイトルで同様の研究をした。

音楽と映像の相互作用はすでに認められており、映像作品において重要な要素である。音楽と映像のムードが一致した場合にはその作品の評価に密接につながり、また「世界の中心で愛を叫ぶ」、「ハリーポッターと賢者の石」にも当てはまった。

このようなことから、小説から映像化をするにあたって考えるべきことについて検討した。