ITのユニバーサルデザイン-誰でも情報にアクセスできる社会- [東京情報大学] [情報文化学科] [平成17年度卒業研究概要集] [平成17年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小宮山 隆 ゼミ 平成17年度卒業論文
ITのユニバーサルデザイン-誰でも情報にアクセスできる社会-
齋藤 香菜子

WWW(World Wide Web)が開発されてから十数年が経つ。インターネット上の情報を簡単に手に入れられ、全世界の人がアクセスできるようにするというその構想は、当初考えられていた範囲を超え、今では普通の人々の日常生活に欠かせないものにまで発展してきた。ここで、問題となってきているのが、誰でもがアクセスでき、誰でもが簡単に使えるウェブサイト構築の必要性である。

ユニバーサルデザインという言葉を知っているだろうか?ユニバーサルデザインとは、誰にでも使いやすい機器やサービスを目指した設計のことを言う。高齢化社会や、何かとわかりにくい情報技術(IT)の氾濫を背景に、近年、注目を集めるに至っている。例えば、よく知られた例として、シャンプーとリンスの容器の識別のために付けたギザギザの突起がある。これは、触っただけでわかるようにシャンプー容器の側面にギザギザの突起を付け、リンス容器と区別しているのである。本論では、ユニバーサルデザインを基に、"使いやすい"ウェブサイトをデザインする上でのポイントは何か?"誰もがアクセスしやすい"ウェブサイトを制作する上での注意点は何か?ということを念頭に置き、論じている。見やすい色、配置など、様々なポイントがある。それに伴い、私たちに一番身近な自治体から、どの県が一番ユニバーサルアクセスに考慮しているのか比較してみた。