マネキン〜試食販売員という仕事〜 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成17年度卒業研究概要集] [平成17年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成17年度卒業論文
マネキン〜試食販売員という仕事〜
児玉 鮎美

本論文は、誰もが何気なくスーパーなどで目にしたことがある試食販売員にスポットを当てた。理由は私自身が試食販売としてアルバイトで様々なことを体験、経験し、この業界が思ったより複雑であることが分かり、詳しく調べてみようと思ったことが起因している。

本論文は大きく二つに分けられる。

一つは「マネキン」について述べている。この論文の中心である試食の販売員が派遣先の店ではどこの店に行っても「マネキン」と呼ばれているのに対し、派遣会社からは「マネキン」とは言われず「販売員」と呼ばれていることを疑問に思い、取り上げた。 通常「マネキン」とは、洋品店によくある服を着た人形が一番に思い浮かぶだろうと思う。しかし、本論文で言う「マネキン」とは、消費者との架け橋として、接客業を中心に行う販売員のことである。 ここでは、「マネキン」の名前の由来、「マネキン」派遣の仕組み、「マネキン」の仕事の裏側などを取り上げ、試食販売と絡めて考察している。

もう一つはメインである試食販売について述べている。試食販売員が試食品を出すまでに、様々な企業が絡んでいる。ここでは、試食販売という仕事をするためには、派遣会社や販売先のお店でどういうやりとりがあってアルバイトである販売員が試食品を消費者にサービスすることができることになるのかについて詳しく述べている。他、試食販売のメリット、試食販売の問題点などを取り上げて考察している。