地方からのエネルギー産業 〜クリーンエネルギーの町葛巻町〜 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成16年度卒業研究概要集] [平成16年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
富山 英彦 ゼミ 平成16年度卒業論文
地方からのエネルギー産業 〜クリーンエネルギーの町葛巻町〜
千葉 大輔

本論は、クリーンエネルギーを導入する地方自治体がなぜそれを取り上げるのかを取材と情報収集でまとめあげたものだ。今年の夏に取材を敢行した岩手県葛巻町のキャッチフレーズは、「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」である。風力発電や地熱発電を行っている町はほかにもあるが、町の基幹事業として扱っているところはそう多くない。自然が多くある地方が、なぜ環境を考慮したクリーンエネルギーに着手するのか。それが葛巻町を取り上げるきっかけだ。

取材をもとに風力、バイオガス発電施設を分析し、葛巻町役場の環境エネルギー政策課の下天广(しもてんま)氏や町の人々のインタビューで葛巻町の今の様子をとらえ、クリーンエネルギーがある他の自治体から導入の動機、きっかけを探った。それらを葛巻町に当てはめて「なぜ地方なのか」を追求した。