癒しと映像について [東京情報大学] [情報文化学科] [平成16年度卒業研究概要集] [平成16年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
高津 直己 ゼミ 平成16年度卒業論文
癒しと映像について
石井 完治

私の卒業研究のテーマは「癒しと映像」についてです。映像や音が人間に作用する効果をアンケートや文献を中心に調査してみました。

例えば波長により心身に影響を与える「1/fゆらぎ」というものがあります。そのひとつとして、独特の波長の流れによりリラックス効果を発生させるα波という脳波があります。これがいわゆる「癒し」の効果を発生させるといわれています。なお、この他にも、1/fゆらぎは音の波長や自然の風などにも含まれます。

また「マイナスイオン」にも癒しの効果があるといわれます。噴水やシャワーなどの水しぶきの中に含まれているといわれます。

「色」にも心理的にさまざまな効果があるといわれています。赤色のものを見ると興奮作用があったり、青色のものを見ると気分が落ち着く等です。さまざまな色の中でも、癒し効果が最も高い色は「緑」色といわれています。

本論文では、癒しの効果を発生させるものを「1/fゆらぎ」「音」「色」「映像」などについてくわしく論じています。そして、これらの要素の効果を検証するために、映像と音を組み合わせて自分が作成したムービーを使い、これを見てくれた人のアンケートをまとめ、映像がもたらす「癒し」について総合的に論じました。