現代は、コミュニケーションを行うことが実に多い。今やケータイは既に誰もが使うツールで、インターネットもADSLの普及で毎日騒々しい。このように進化していく社会の裏でコミュニケーションの問題も多く叫ばれる。出会い系サイトの問題や、ネット詐欺、インターネットゲームの依存症・・・出会うべき存在で無かった人と人が繋がっていくことで発生した問題である。しかし、このような負の側面があるから、インターネットでのコミュニケーションは、利用すべきでは無いのだろうか。
まず、コミュニケーションのメカニズムを、シャノンとウィーバーによって提唱されたモデルを使い、明らかにしていく。そして、現実社会にある様々なコミュニケーション手段を分類し、主にチャットと対話という、手段が一致している二つを比較していくことで、その違いがあるのかということを述べていく。
そして最後に、真のコミュニケーションとは何なのか、述べていきたいと思う。現実社会は、情報が多く流れ、時にその本質を見失うことが多い。子供であっても大人であっても、コミュニケーションの違いは少ないだろう。しかし、なぜインターネットでのコミュニケーションが悪い存在であるかのように言われるのだろうか。私は、そこに「誤解」というものがあって、インターネットでのコミュニケーションが理解されてないことが大きいのではないかと思う。