平和を築くのは単独行動か、国際協力か 〜イラク戦争前後のアメリカの行動は平和をもたらすのか〜 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成16年度卒業研究概要集] [平成16年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
大泉 敬子 ゼミ 平成16年度卒業論文
平和を築くのは単独行動か、国際協力か 〜イラク戦争前後のアメリカの行動は平和をもたらすのか〜
田中 進一郎

2001年の同時テロから、瞬く間にアフガニスタン、そしてイラクへと戦争が続いたのは、いまだ記憶に新しい。同時テロによって多くの人の命が奪われたため、アメリカが報復するという気持ちは分からないでもない。だが、このときのアメリカの行動、とくにイラクへの攻撃が始まる前と後の行動は、はたして正しいものだったのか。世界を無視したアメリカの行動は、本当に平和のためになるのだろうか。アメリカの目指している平和とはどのようなものなのか。世界の人口がすでに60億人を突破し、様々な情報が世界中に飛び交う中、一国だけで何かをどうこうするということには、限界なのではないだろうか。

本論では、

・アメリカだけが突出してしまった要因、単独で行動する要因

・国連を無視してまで、イラクへの攻撃(戦争)を開始したアメリカの目的

・国連は何のために設立されたのか

・平和を築くのは単独行動か、それとも国と国が互いに協力して築くのか

の4点に焦点を当てていく。