大学4年間で、学んだこと、体験したことを生かしたテーマを持って卒業研究とする。
大学1年次に、ボランティアで日本赤十字社の一部として活動をしてきた。
ボランティアとしてでも、1つの団体として独立した環境で運営や企画にも携わってきた。
活動を通して、多くの知識と体験を経て歴史的背景にも触れ学び取れた。
組織の中でこそ見えてくるもの、疑問に感じることもあった。
ゼミで学んだ「NGO」の活動が拡大すれば、一つの会社同様の運営、
官僚的働きが必要とされている流れ。
つまり、非政府であるがゆえに遠回りな手続きを省き、現場の声に即したスピーディな
人道支援を行えるという先入観は違っていたのである。
あくまで、勉強不足であったことは否定できないが、
そのようにあってほしいという、NGOへの望みでもあったのかもしれない。
このような「NGO」に対しての、筆者の考えとのギャップを感じた部分を改めて考えてみた。
まず、第1章ではNGOの起源から現在においての影響と
基本的なNGOに対しての定義と新しい提案をしていく。
第2章では、日本での新しい試みが生まれている。官と民の協力関係、
NGOと政府の新しい相互関係について触れていく。
メインである第3章では、筆者が実際に体験してきたことから、
独自の視点で興味深くこれまでにない論述,生きた文を感じとって頂きたい。
第4章で、それまでの流れをまとめる。
それが集大成である事から、このテーマを持つ意義だと考えた。