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中島 淳 ゼミ 平成16年度卒業論文
光と色彩心理による色の表現
名和 真美

物を見たときのイメージは色による影響が大きく、その影響で物や風景の第一印象が決まってしまう。そんな経験に覚えはないだろうか?

私たち人間は1000万色ほどの色を認識することができると言われているが、普段生活している中ではそんなことまったく気にも留めていないし、ファッション等を除いては、色を強く意識していることも少ない。しかし「色の影響」とは、私たちが考えている以上に大きく、また、私たちの生活に大きく入り込んでいるのだ。暖色系・寒色系や、季節による例えば春(夏秋冬)っぽい色など、気づかないうちに色に差をつけ、名称をつけて区分し扱っている。また、色の影響力を企業や店舗のロゴマークなどに活かし、「イメージカラー」として世間に浸透させているのである。

では、その「色」とは何なのか、私たちはどのように色を知覚しているのか。また、私たちに与えている影響とは具体的にどんなものなのか。「色」と密接な関係にある「光」をふまえ、さらに、Webサイトにおける配色と色彩心理の関係に重点をおいて、私たち人間と色との関係を考えた。