これまでの人類の歴史は、戦争によって作られてきたと言っても過言ではない。私達がこれまで習ってきた、民族の興亡や政権の交代の大部分は武力を用いた戦争によって行われてきたからである。また人類の科学技術が今日のように発達したのも戦争によるところが大きい。
このように人類の歴史、発展と戦争は切っても切れない関係にあると言えるだろう。現在に至ってもアフガニスタン戦争やイラク戦争など戦争はなくなることはない。今現在も戦争は姿形を変え、どこかの国で起こっているのだ。
この論文では第一章で戦争とは何かを著し、第二章では古代から現代までの戦争の移り変わりを、第三章では日本にどのように戦争が入って来てどのように変わっていたかを、第四章では人間のどの部分が人を戦争に導いてゆくのかまた戦争はどのように人間性を狂わせるのかを、そして最後の第五章ではまとめとして戦争をなくすためにはどうしたらよいのかということを著している。
戦争はあらゆる意味で、人間性を失わせ、あらゆる悲劇を招いてしまう。戦争のない平和な世界をつくるためにも、戦争とはなんなのかを知らなければならない。この論文を通し、少しでも戦争を理解し、人間の人間たる人間性の大切さを学び、これから先もう二度と戦争を起こさないためのヒントを感じられればよいと思う。